「人生を変える!『心のブレーキ』の外し方」

「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
画像「人生を変える!『心のブレーキ』の外し方」  2007年1月
フォレスト出版
石井裕之
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 潜在意識を活用すれば、もっと大きなことができるし、もっと良い人生が送れるようになる。そんな話は、もう常識と言ってよいかもしれない。それだけ、多くの本で語られているということだ。ポジティブ・シンキングも、同類と言ってよいだろう。

 この本は、今までのそういう本と、一線を画している。すでに潜在意識を活用することの有用性を理解している人に、どうしたらうまく活用できるかを説いているのだ。

 ポジティブ・シンキングでもそうだが、積極的な考え方をしようとしても、どうしてもネガティブになってしまう人がいる。なぜそうなってしまうのか。それをこの本では、現状を維持しようとする力が働くからだという。

 良い悪いではなく、生命の恒常性とも言える性質なのだ。では、そういう性質の潜在意識を、どうすればうまく活用できるのか。それは、潜在意識の現実と虚構を区別できないという性質を利用するのだと。

 私自身、潜在意識については、よく知っている方だと思っていた。しかし、この本を読んで、今までの断片的な知識がつなぎ合わされたように感じた。こんなに整理されると、本当にすっきりする。

 ただし、潜在意識の効果を理解していない人には、疑わしさが残るかもしれない。それは、潜在意識とはこうなのだと結論を述べるだけで、なぜそうなのかという説明がないからだ。そういう人は、事前に他の本で理解しておいた方が、入りやすいかもしれない。

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